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2006年 08月 02日
![]() カッツさん、カッコエエ… カッツさんに叱られたい… そんな、『ハイランダー、カッツの事件簿』観ましたよ。 え? 違うの? 主役じゃないの? だって、カッツさん、一番カッコよかったじゃん。 中盤、悪いジイさんを倒す為、颯爽と現れてマントを捨てるカッツさんに惚れるしかありません。 さらに、クライマックス。 「ッチィ! 告白すっ飛ばして、キスして来んじゃないよッ!」 ……もう、着いて行くしかありません。 こんだけカッコイイ上に、しかもちょっとしたエロさも醸し出してくれます。 惚れないのが嘘ですね。 スピン・オフです。スピン・オフ。 カッツさんを主役に一本作ってください。 スピン・オフは得意じゃないッすか、亀山さん! 原作、宮部みゆき。 ライトノベル以外の小説とか殆ど読まないボクの中で、最も読んでいる作家さんかも。 原作は読んだ事ありませんがワタルとミツルの現実世界の、非常にリアルでネガティブな描写が宮部作品のドロドロ感を感じさせてくれます。 容赦無いぐらい、死にたいぐらいの現実の厳しさみたいなダークサイド。 宮部みゆきッぽい~、て頷いてました。 さらに、宮部氏は大のゲーム好きでも有名ですね。 脚色じゃなく、毎日ゲームやってるらしいし、時に徹夜までするらしい… 中学生かよ… そんな部分を理解してたので、この幻界(=ヴィジョン)の描写にはある意味、当然と言う納得でしたね。 ボクも別に詳しい訳じゃないので、浅いですけど。 このヴィジョンの描写は、最近特に多いファンタジー、いわゆる剣と魔法の世界とは一線画すような描写のようです。 欧米で生まれたファンタジー文学、剣と魔法の世界とは違う。 勿論、剣や魔法も存在し、人間とは違う知能生物が一緒に暮らす世界という意味では同じとも言えるんですが… なんか違うんだよなぁ… でも、別に拒否感も無いしなぁ… それもその筈、これはファンタジー文学の延長上の世界観ではなく、RPGの中の剣と魔法の世界に根ざしているからなんですね。 だから、何と無~く違うんだけど、親しんできた世界観なのです。 つか、話の進み方も完全にゲームですよ、これは。 五つの宝玉を求めて旅をするワタル。 途中で、色んなイベントに立ち会います。 そこで、見事解決すると新しいアイテム、もしくは仲間が手に入ります。 そう、イベント毎に必ず何かしら物理的なモノを手に入れるのです。 カッツさんがハイランダーの腕輪を差し出した時なんて、まんまRPGのイベントって感じでした。 小説が映画になったて言うより、ゲームがそのまま映画になったて感じですね。 だもんで、分かり易いんです。 次に行くべき所とか、必ず誰かが教えてくれるしね。 その分、少しご都合主義的でもあるかなぁ。 いやぁ、しかしねぇ… どう考えても2時間では短過ぎるでしょ、コレ。 もったいないです。何か、色々と回収し切れていない部分とか、確かにあるんです。 それに、ヴィジョンがどういう世界なのかが説明不足感。 どういう国と国があって、何処と何処が仲悪いとか分からないし、魔法を使うにしてもどういうルールの元に魔法は発動されるのかが説明して欲しかった、ボクはね。 自由に使える魔法は物語り上不便だから、絶対何かしらの制約が付きまとっているのではと思うんです。 おそらく、そういう部分は原作には殆ど書いてあるのでは、と推測できます。 もったいねぇ… やっぱソコを掘り下げてもらいてぇ… だからこそ、この話はテレビシリーズでやってくれぃ! て、感じです。 一年、少なくとも半年はかけて、じっくしやってもらいたいですネ。 あぁ~それスゴイ観たいです、ボク。 そういう説明不足な部分はありますけれど、基本的にこのヴィジョンの世界は楽しいですからね。 あの世界にそれだけの期間浸れたら、楽しそうだな~(現実逃避か!) 途中、主題歌ベースでダイジェストチックに冒険しているワタル、キ・キーマ、ミーナの姿が映っていました。これも、たぶん原作ではちゃんと描かれている冒険なんだろうなぁ… チキショー! その冒険がオレは観てえんだよお! 流すな、流すな! やっぱ、原作読めってコト…? 原作、分厚いンですけど… 個人的には、普通のバトルよりも精神バトルのシーンの方が燃えました。 イメージの父親と、黒い自分と戦うところです。 ヴィジョンは、RPG的な世界観と書きましたが、多くのRPGと違うのは世界を支配しようと企む大魔王がいない事です。 いたって、平和… と、までは言えないか。人間同士の争いはあるようですし。 とりあえず、世界のバランスは保たれている世界です。巨大な黒いマントのラスボスもいません。 勇者とは言ってるけど、別に救うべき「欠けた世界」は無いのです。 救うべき欠けたモノは、世界ではなく自分の中にあるのです。 真の敵は自分の中にいる。(お、ゲド戦記にも通じる? 読んでないけど) こういう精神性は、東洋的ですねぇ。キライじゃないッすよ。 クライマックス、もう一人の自分と対峙して、倒すのではなく認めるコトが大事なのだと。 自分を殺せば、自分も死ぬ。世界と自分は同じコト、と言う事でしょうか。 どんなに理不尽な世界でも、それを認めること、それもまた勇気なのだと。 だから、ワタルは辛い現実を認めるんですね。 この辺りの精神バトルが、ハッキリ言って他の物理的バトルをひょいと超えてるもんで。 ま、カッツさんは相変わらず一番カッコイイですよ、うんうん。 相変わらず、何故かスゲーアフレコが上手い大泉洋は心配していませんでしたが。 松たかこや常盤貴子も問題無かったです。 全体的には、すごく正しい夏休み映画ですね、コイツは。 だからこそ、テレビシリーズで観てぇぇ… カッツさんのスピン・オフで観てぇぇ… 亀Pお願いしますよぉ…
by tjtype1 | 2006-08-02 23:27 | エーガ感想
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