2005年 12月 13日
ヤバイ――
なんちゅーか、一言で言えば オレの観たかったモノが全部ココに詰まってる!!!!!! 興奮が治まらねえ……手の振るえが止まらねえよッ! あ、それは手袋無しでバイク乗ったからか。 何とか落ち着こう。 落ち着いてレビューを書いて、今の思いを後世に伝えねば。 何から書けばいいのか…うぅむ… 前にこのブログで、「プリキュア」で一番観たいのは二人が仲違いすることなんだよね、なんて書いたんですが……まさにそこなのさ。ドンピシャリなのさ! スキー場に遊びに来ていた美墨・雪城その他御一行。 …つーか、ゲスト出演が↑コレすか? もしかしたら気づかない人もいるじゃん、これじゃあ。 そだ、忘れてたけど。 プリキュアは映画なのにオープニングタイトルが入るんです。 て言っても、「踊る大捜査線」みたいに映画オリジナルのキメキメなのじゃなくて。 テレビシリーズと全く同じOPタイトル映像が入るのです!!!! なんでそんな所強調かってか? いや、これは凄い事ですよ、アナタ。 テレビは家庭用のせいぜい大きくても50インチのモノで見るものですから、そこで映る映像を巨大なスクリーンにそのまま映写なんてしたら、粗くて粗くて見れたもんじゃないんですよ。 ところが、このOP映像は見るに耐える。 つまり、映画のスクリーン用に走査線の多い環境で作られていたんです。 何言ってるのかって、つまりね、元から映画でも使えるように作られていた映像なんです。 TVのモノをアップコンバート…無理やり走査線の数を増やす方法。でもこれは画の粗が目立ってしまう…したモノではなくて、TV・映画兼用だったんですよ。 春の映画版でもOP入ってたんですが、これを見たとき感動しましたよ。 MaxHeartのバンクがやけにクオリティ高かったのは、映画でも使えるように元々してあったからなのだと、合点。 だから、映画でも遜色無く、いつもの変身シーンや必殺技シーンを見れるわけです。 いや、ホントね見習ってほしいよ、「戦隊」も。 何故かといえば、毎年戦隊の劇場版は上記の理由で、変身シーンにバンクを使えないのですぜ。 映画用に特別にバンクを作るわけにも行かないだろうから、爆風に隠れて変身とかになってます。元からクオリティの高い画質で作っとけッちゅうの。 <省略>そんなこんなで、なぎさとほのかの関係はギクシャクしてしまう。 ここの、二人のすれ違いの方法は無印8話と同じ様な感じなんだけど。 ま、でもベタベタの二人がそういう風になるんだから、なぎさの一番触ってほしくない部分を突くのは、当然といえば当然か。 いやぁ、でもこのギクシャク具合の微妙さがイイッすよ。 決して無8話みたいな、決定的な仲違いではないのですよ。 何かあれば、デュアルオーロラウェーブ→メタモルフォーゼもちゃんとするしね。 ちゃんと二人で戦うのよ。 でも、息が合わない。 もうね、観ててドキドキしちゃった。嬉しくて嬉しくて。 プリキュアの真骨頂、ココにありだね。 でもって、関係修復できぬまま、雲の園なるところへ連れてかれるなぎさ、ほのか、ひかり。 雲の上への行き方が完全にマジレン劇場版とカブッっとたけど。 ココから怒涛のクライマックスですぜ。 現れたフリーズとフローズによって、雲の園は氷の世界へと変えられてしまう。 半端じゃねえよ、半端じゃ! これも前にカキコした事だけど、「どっちかがマインドコントロールもありだな、ダーキュリーみたいに」て。 ウヲオオオ―――ッ!!!!!!! マインドコントロール・ホワイト現出!!!!! 俺の願いがココに成就!!! そう、ホワイトが心に氷を植え付けられて、ブラックに憎しみを抱き、拳を突きつけるのだ! 当然、手出しできないブラック――と思いきや、ホワイトを関節で固めたりしてるんですがね。 女の子向けアニメで関節固めるってありえないっすよね…。この辺がプリキュアイズム。 いや、感謝感激だぁ、ここは。 テレビシリーズでもやれよ、とも思ったけど、映画でやりたかったから取っておいたと理解するな、私は。 でも、一言いうなら、憎しみに染まったホワイトをもっとビジュアル面でも「悪」にして欲しかった。 それこそダーキュリーみたいに。 単に目つきが悪くなっただけじゃ分かりづらいぜ。 ここでね、ブラックが「ほのか」って名前で呼ぶのがたまんねえよ…脳内が爆ッ! このバトルだけでも十二分に悲しさが溢れているのに、敵はブラックにも氷を植え付けるンす。 ここの、術に飲み込まれながらの、ブラックの「イヤだぁ…」が素晴らしいです。 泣けるとこっすよ。イヤ、泣いてはいないんですがね。でも胸キュンッすよ。 この後、ホワイトの術の解ける件が若干よく分からんのではありますが、ここでも「なぎさ…」と感涙モノの台詞が。 普段、何故か変身後に「ブラック」「ホワイト」と呼び合って昔の戦隊モノのような古臭さを出している良さはコレだったんですね! 普段呼び合わないからこそ、ここで「ほのか…」「なぎさ…」が生きるんっすね! たまらんな……ここの辺り思い起こすだけで丼メシ2杯いけるなぁ…。 でね、忘れているようだけど、ルミナスも頑張ってるんす。 ちゃんと見せ場があるんです。 春の映画ではただのヤラレ役でしかなかったルミナスですが、今回はちゃんとしてます。 戦う力は無いけども、頑張っとりゃんせ。 さらに、ちょくちょく下界の様子も挟んで、何の為に戦っているのかを確認させてくれます。 この辺りが、春の映画から進歩した所だな。 春の映画ははっきり言って、「オイオイ」って感じだったから。 映画なのに何故か作画を意図的に減らす演出するし、ポルン役の池沢春菜さんのスケジュールが押さえられなかったのか、明らかに全然喋ってないし。 ストーリーも、もう1歩見せるようで見せないような感じだし。 ドラマが盛り上がってこなかったし。 でも、そういうのは今回全部払拭!! 70分でも大満足だぞい! 二人の仲直りする件は観てて恥ずいけどさ。 あんなに素直に自分の心の内を吐露するのかぁ……やっぱそれは女同士の友情だから耐えられるんだろうな。 男同士で同じことされたら、キモイもん。 ――あれ? これが百合ってこと? …?…え? で、こっからマジのクライマックス。 スーパープリキュア登場です!!! 春映画でもパワーUPしてたけど、あれは単に金色になっただけでした。 今回は明らかに衣装がゴージャス。 作画大変そう。 いや、そんな衣装の事よりももっと特筆すべきは 色っぺぇ… …て事。 何故か知らんが、スーパープリキュアになった途端に妙な生々しさが。 ホワイトの首筋とか… ドキッ… 明らかにお姉さんになってるよ、これ。 18~19才でしょ、これは。 中学生には見えん。 つーか髪伸びてますけど、ブラック。 それに、何故か目をつぶって戦う。しかも、それでも強い。 常に宙浮いてるし… カタルシスも全開フルスロットルすね。 何だよ…面白すぎるぜ……コレ…もっかい観てぇ… あれ?! 鳳凰もひなたも千々松幸子さん(ピョン吉、前ののび太のママ)だったの!? ひなたの方は全然気づかなかった…なんて思うエンディング。 最近、巷でいろいろ噂じゃありませんか。 来年の「ふたりはプリキュア Splash Star」はなぎさとほのかは引退じゃないかって。 黄色と青になるんじゃないかって。 そうでない事を祈っていたんですが―― …確信しました。なぎさ・ほのか編は完結だと! だって…エンディングが無印とMHの2年間の思い出が走馬灯のように流れて行くエンディングなんですよ。 つまり、これが集大成…さよなら…て事なんすね。 そうかぁ…悲しいけど、悲しいけど…二人は普通の女の子に…ウゥ…ヒック、ヒック……ゥゥ (福)さんのブログでも、そんな感じのことを触れていましたしね。 この前の作画がやけに良かったのは、次のシリーズと何かしら関係あるとも… 門由利子さんが次のメインディレクターってことか? それはいいんだけどさ、ちゃんと謎は解決してくれるのかなぁ。 ほのかのお婆ちゃんの正体とか。 2年がかりで引張ってるんだから。 なぎ・ほのは引退… でも、あえて前向きに考えるならですよ、これは凄いのかもしれない。 主人公は変わるのに「ふたりはプリキュア」を冠したタイトルのままなんですよ。 もしかしたら、東映アニメはこうやって主人公を変えながら「プリキュア」を続けて行こうとしているのかもしれない。 つまり、プリキュアを仮面ライダーやウルトラマンみたいにしようとしてるのかも。 「ふたりはプリキュア Splash Star」「ふたりはプリキュア V3」「~ アマゾン」「~ ブラックRX」的な。 壮大なプリキュアシリーズの展開… アニメシリーズでは斬新かもね。つーか、アニメシリーズでは本来そういう事する必要無いんだけどさ。長寿化しやすいメディアなんだから。 ――にしても、堪能させて頂きましたよ、この映画は。 帰りにゲーセン寄って、ブラックとホワイトのフィギュア手に入れちゃった。 500円かけて2体…1体250円か…そんなもんだな… でも、流石に部屋に飾れねぇ。そこが俺の弱さ。 でもね、04~05年にかけて「ふたりはプリキュア」というアニメを愛したんだ、という形を物理的に証明したかったわけだから、それでもイイよね。 今日は脳内妄想が止まらんな、フフ―― 追伸:「Max Haert」が来年の2月じゃなくて、春までやるという噂はホントなのだろうか… 追記 05/12/21 上記には感情に任せて、実際の映画とは若干違う部分もあったようでして…失敬 ⇒ふたりはプリキュア 関連記事
by tjtype1
| 2005-12-13 21:03
| エーガ感想
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